マイホームのメンテナンスの中でも外壁塗装って、手間も費用もかなり高い部類に入り、頭の痛い問題ですよね。
わが家は築1年ちょっとです。
家を建てる費用で貯金がふっ飛んだので、お金の余裕はありません。
みずー
外壁塗装を業者さんに依頼するなんて金銭的に無理!
そこで、今後の勉強も兼ねて外壁塗装をDIYしました。
外壁塗装をするのは夫婦ともに初めて!完全な初心者です。
今回は、外壁塗装DIYの流れや使った道具、かかった費用、わが家の外壁塗装レポ、感想などをまとめました。
みずー
マイホームの外壁塗装DIYに興味がある方の参考にしていただけると思います。
ちなみに、「外壁塗装をDIYなんて無理かも」「とりあえず業者に頼んだらどれくらいかかるか知りたい」という方は、外壁塗装の一括見積サイトが便利です。
目次←見たいところをタップ!
外壁塗装の手順
外壁塗装の作業の流れは、大まかに次のとおりです。
- 外壁の汚れを落とす
- 養生する
- 塗装する
みずー
一つずつ説明します。
外壁の汚れを落とす
外壁は、日々の汚れが結構ついています。
汚れを落とさないまま新しい塗料を塗ってしまうと、仕上がりが汚くなり、持ちも悪くなってしまいます。
めんどうがらずに汚れを落とすことが、仕上がりの綺麗さにつながります。
汚れの落とし方として、やすりをかけて丁寧に落とすことが理想的です。
やすりがけすることで、汚れだけでなく古い塗料もムラなくキレイに落とすことができます。
みずー
確かにやすりがけは理想的なんだけど、大変だしそんな手間かける時間がない…
そんな時は、どうすれば良いのでしょうか?
調べてみたところ、外壁業者さんによっても意見はマチマチでした。
業者A「高圧洗浄は木がボロボロになるから使っちゃダメ! 圧強めで水を流す程度でOK!」
業者B「高圧洗浄機でキレイにすればOK!」
見事に意見がバラバラです。。どちらにすればいいのか迷いましたが、圧強めで水を流す程度では汚れが落ちなかったこともあり、高圧洗浄機を使いました。
高圧洗浄機での洗浄について実際どうだったか、後にある【わが家の外壁塗装DIYレポ】の中で詳しくお話しています。
養生する
塗装部分の洗浄が終わったら、塗装する前に塗ってはいけない部分をきれいに養生しましょう。
慎重に塗れば大丈夫!と思うかもしれませんが、私の経験上、絶対にはみ出すと断言できます。
養生を面倒がらずにしっかりやっておくと、仕上がりが断然キレイですし、思い切り塗れるので時短になります。
みずー
養生することで、結果、早く美しく塗ることができます!
塗装する
養生まで終わったら、後は塗るだけです。
洗浄や養生といった準備作業をしっかりやっておくと、塗装作業が驚くほど楽です。
塗装のコツは、必ず上のほうから始めること。
下から塗っていくと、塗料が垂れた際に、塗り終わった下の方をまた塗りなおしたり、処理が2度手間になってしまいます。
みずー
塗装は上からするべし!
外壁塗装をした時期(タイミング)と季節
外壁塗装のタイミングですが、わが家の場合は新築後、1年2ヵ月くらいの時期に行いました。
みずー
2018年3月にマイホームが完成し、塗装を行ったのが2019年5月です。
わが家の外壁は、木・ガルバリウム鋼板・塗り壁の3種類で構成されています。
新築時には、最も早く劣化しそうな木の部分を2~3年後に塗りなおせばいいかな?と思っていました。
しかし、1年も経つと木の部分は、色が褪せてきて汚れによる黒ずみも出てきました。
みずー
せっかく新築したマイホームだから、勉強もかねてDIYで外壁塗装してみよう!
ということで、新築後1年で木部の外壁塗装をすることになりました。
また、塗装に適した季節ですが、雨が少なく過ごしやすい気温の春や秋と言われています。
わが家は天気予報とスケジュールを見比べ、春に行いました。
みずー
梅雨入りする前には絶対に終わらせることを目標にしました。
外壁塗装に使った塗料や道具
みずー
以下に、今回使用した塗料と道具をまとめました。
塗料:サドリンクラシック(色:ナチュラル)
わが家の使用色は、ナチュラルです。
ナチュラルというと、自然な木の色を思い浮かべますが、実際は黄色みの強い色です。
明るくておしゃれな雰囲気になるので気に入っています。
塗料缶の注ぎ口につけるベロ
最初こちらの存在を知らず、注ぎ口になにもつけずに塗料を注いだところ、かなりの量の塗料がこぼれてしまいました。
みずー
どんなに気を付けてもこぼれます。
この商品は数十円ですが、とても便利!一発で塗料のこぼれがなくなり、無駄にせずにすみます。
ローラーバケットセット
塗料缶からこちらに塗料を出して使用します。
塗装に必要なものが一通りセットになっていて、ありがたいセットです。
- バケット型ローラートレイ 180mm
- バケット内容器
- しごきネット
- スリムローラーハンドル
- スペアローラー スリム万能用150mm 2本
ミニローラーセット
少ない面積を塗るときに便利なセットです。
わが家では、子どもたちのお手伝い用に活躍しました。
セット内容は、次のとおりです。
- 4インチローラートレイ×1枚
- 水性ペンキ用中毛ミニローラー×1本
- スポンジ状フォームミニローラー×1本
- ローラーハンドル×1本
ベンダー両面
端の部分など、通常のローラーではどうしても塗り残しができてしまいます。
そういう時に便利なのが、このベンダーです。
みずー
かなり重宝しました!
マスカー
マスカーは、養生には必須です。
マスキングテープと、養生のビニールが合体した商品で、とても使い勝手が良く便利な商品です。
養生箇所にテープをくるくる引き出しながら貼っていけば、シート付の養生があっという間に完成します。
みずー
これがあるとないとでは、養生時間が圧倒的に違います。
ビニール部分の幅は色々ありますが、わが家は110㎝幅が一番使い勝手が良かったです。
マスキングテープ
マスキングテープも、養生になくてはならない商品です。
塗装面のまわりをマスキングテープで養生することで、はみ出しを気にすることなく、綺麗に塗ることができます。
外壁塗装のDIYにかかった費用
今回の外壁塗装にかかった費用は、次のとおりです。
塗料(4L)×2 | 7,538×2=15,076円 |
---|---|
ベロ×1 | 86円 |
ローラーバケットセット×1 | 567円 |
ミニローラーセット×2 | 486×2=972円 |
ベンダー両面×1 | 194円 |
マスカー×2 | 529×2=1,058円 |
マスキングテープ(4個セット)×1 | 432円 |
柄の長いローラー×1 | 1,000円 |
※すべて税込み価格
上の表の金額を全て足すと、19,385円(税込)です。
一番最後の『柄の長いローラー』は、近くのホームセンターで買い足したので値段を正確に覚えてません。
大体1,000円前後だったと記憶しているので、1,000円で計算しています。
今あらためて計算してびっくりしましたが、2万円切る価格で外壁塗装できるなんて、すごく安いですよね。
時間と体力が必要になりますが、外壁塗装をDIYすると、かなりのお金の節約になります。
業者に頼んだ場合の料金を知りたい時は
みずー
DIYで外壁塗装するには時間がない、大変そう。 業者さんに頼んだら費用はどれくらいかかるの?
依頼するかはさておき、とりあえずどのくらいかかるか知りたい!という時は、一括見積が便利です。
【外壁塗装の案内所】なら、24時間いつでも無料一括見積が簡単にできます。
- 外壁塗装を業者に頼んだ場合の価格を知りたい
- 納得できる金額なら依頼したいと考えている
- いろんな塗装業者を比較して良いところに決めたい
- できるだけ安く依頼したい
- 希望を実現してくれる業者を紹介してほしい
- どの業者に頼めばいいかわからない
- 営業電話がくるのは嫌
- 価格交渉や断りの連絡など面倒なことは自分でやりたくない
実際に見積もりなど複数社に依頼して、価格や対応を比較して決めたいところです。
みずー
でも、連絡や打ち合わせは面倒だし、断るのも大変。。そんな心配はないのかな?
【外壁塗装の案内所】は、業者との窓口になって一切の面倒な手続きや交渉事、お断りの連絡までしてくれるようです。
みずー
完全無料で利用できて、実際の口コミや満足度の高い業者さんのみを紹介してくれるから安心です!
わが家の外壁塗装DIYレポ
わが家は、先にも書いたとおり、2018年3月に完成した戸建て住宅です。
築1年が経過し、外壁の木の部分が色褪せて汚れも目立ってきたため、今後の勉強も兼ねてDIYで塗装することにしました。
みずー
夫も私も外壁塗装は初めて!全くの初心者です。
わが家の外壁塗装DIYの流れは次のとおりです。
- わが家を作ってくれた設計事務所に相談する
- 塗料や道具をそろえる
- 塗装面を洗浄する
- 塗装面の周りを養生する
- 塗装する
みずー
順番に1つずつ説明していきます!
わが家を作ってくれた設計事務所に相談する
外壁塗装のDIYは、夫婦ともに全くの初心者です。
みずー
塗料は何を使えばいいのか、どのくらいの量がいるのか全く分かりませんでした。
そこで、家を建ててくれた設計事務所に相談しました。
得られたアドバイスは次のとおりです。
- 使用する塗料の名称と量、注文先
- とにかく養生が大事!
- 塗装は必ず上から下へ!
- 1回塗りでOK
- デッキの床は防腐剤を注入しているので塗らなくて良い
【塗装で一番大事なのは養生である】と言われていますよね。
これは本当にそのとおりだと思います。
実際やってみて、養生の出来が仕上がりの綺麗さに直結していることを実感しました。
慎重にやっても塗料がはみ出したりハネたりするし、神経を使うため、塗るのに時間がかかります。
養生していれば、さほど気にせずどんどん塗れるので時間がかかりません。
また、はみ出しを気にしなくていいので、端まで一定のテンションでキレイに塗ることができます。
みずー
塗装成功の秘訣は、養生にあり!
塗装のやり方ですが、必ず上から下へ塗り進めるようにアドバイスされました。
これは、塗っていると液だれするためです。
下から塗り進めてしまうと、塗り終わった面に液だれした場合、その処理をしなければならず2度手間になってしまいます。
上から塗り進めていけば、液だれしてもそのまま塗り進めればいいので2度手間がなくなります。
みずー
そんなに液だれするものなの?と思いましたが、結構しました。
最後の2つのアドバイスは、わが家向けのアドバイスです。
サドリンクラシックの説明には、2度塗りすると綺麗になります。とあります。
さらに綺麗にしたい場合は、塗装前に塗る下地もあるようです。
みずー
今回は、時間がなかったこと、1回塗りで充分とアドバイスいただいたので、1回塗りで完了することにしました。
外壁塗装のための塗料や道具をそろえる
使用する塗料は、実際にわが家に使っている塗料と、今回塗装する広さに必要な注文数を計算してもらいました。
わが家に使用されている塗料は、『サドリンクラシック(ナチュラル)』でした。
塗る広さは57㎡なので、4L缶を2つで十分足りる計算です。
購入先も紹介してもらいましたが、ポイントがつく楽天市場が一番お得だったので、楽天で購入しました。
ちなみに、「ゴールデンウィークを利用して外壁塗装するつもりです。」と言ったら、
「お店がお休みになるので、この後すぐに注文したほうがいいですよ!」と教えてもらいました。
実際その通りで、ほとんどの店舗がゴールデンウィーク期間中は配送手配をお休みします。
みずー
この一言がなかったら、ゴールデンウィークに間に合わなかったかも…
塗装面を洗浄する
外壁は、日ごろの落としきれない汚れが蓄積されています。
そのまま塗料を塗るとムラになったり剥がれやすくなってしまうので、まずは綺麗に洗浄しましょう。
やすりがけをして古い塗装を剥がすのが理想ですが、時間がないわが家。
手っ取り早く高圧洗浄機を使って洗浄しました。
高圧洗浄機を使う際には注意が必要です。
- 水圧による洗浄面の損傷
- 水圧の衝撃の強さ
水圧による洗浄面の損傷に注意
勢いが強すぎて木を損傷することがあるので、洗浄はじゅうぶん注意して行いましょう。
わが家の場合、夫の職場からケルヒャーを借りたので、アタッチメントの選択ができませんでした。
なるべく木を損傷しないように気を付けましたが、水圧が強すぎて、ところどころ木がえぐれてしまいました。
紹介したケルヒャーには、デッキ洗浄用のアタッチメントがついています。
洗浄場所に適したアタッチメントを使うことで、木の損傷を防ぎつつ綺麗に洗浄できます。
水圧の衝撃の強さに注意
わが家の塗装箇所は、1階駐車場から2階デッキ部分の外壁なので、2階部分は脚立に乗っての作業になります。
高圧洗浄機で塗装面を洗浄する際も、2階部分は脚立に乗って行いました。
みずー
脚立に乗って高圧洗浄したら、反動で後ろにひっくり返りそうになります。
これはかなり危ないです。
高圧洗浄は夫がやりましたが、水の出し始めは衝撃が強く、用心していてもバランスを崩しそうになると言ってました。
塗装面をきれいに洗浄できたら、1日以上おいて濡れた木を完全に乾燥させます。
塗装面の周りを養生する
塗装に入る前に、塗料がはみ出したり飛んだりした時のために、周りをきちんと養生します。
みずー
塗装の成功は養生にかかってるので、ここは丁寧にやりました。
上の写真は、一番複雑で時間がかかった養生部分です。
わが家の木部は、鎧張り(よろいばり)でフラットではないため、端の部分の養生が少し面倒でした。
あと、工夫しなければならなかったのは、駐車場横のコニファー(ブルーヘブン)を植えている部分です。
コニファーに大きなごみ袋をかぶせて木の間に支柱を立てました。
風が吹いた時などに、かぶせたごみ袋が木部に接触しないよう、支柱を柱にして養生シートを張っています。
みずー
塗装面にごみ袋が接触する心配もないし、塗るのもラクでした!
塗装する
養生が完了したら、いよいよ塗装です。
今回使用した塗料、『サドリンクラシック』は、サラサラで粘度がなく水のようでした。
みずー
塗りムラをほとんど気にしなくても良かったので塗りやすかったです!
でも、塗りやすい反面、油断すると下にボトボト垂れたり飛び散ったりします。
塗料をつける際に、よくしごかないと塗料のタレや飛び散りがひどいです。
要領をつかんでからは、タレや飛び散りはだいぶ抑えられました。
みずー
ちゃんと養生していて良かったです。
子どもたちも、塗装するのを楽しみにしていて喜んで手伝ってくれました。
ただし、1時間くらい塗ったら満足した(飽きた)ようで、家の中に入っていきました。
▶子どもたちのお手伝いに活躍したセット
高いところを塗るときは、脚立に乗って塗りましたが、これが結構大変でした。
- 足場が悪い
- 補充の塗料を置く場所がない
- 動きが制限されるので細かい部分をきれいに塗るのが困難
急きょ近所のホームセンターで、長い柄のローラーを買ってきました。
みずー
値段は正確に覚えていませんが、1,000円前後だったと思います。
長い柄のローラーを使うことで、なんとか全ての面を塗ることができました。
できるだけ丁寧に塗りましたが、細かい部分はさすがに無理なので、そこは仕方がないと割り切りました。
ペンキの補充ですが、置く場所がないので地面に置き、無くなるたびに私がローラーを受け取り補充して渡す。という地道な方法で乗り切りました。
みずー
業者さんのように足場が欲しい。
初めての外壁塗装は、大変なこともありましたが、天気にも恵まれ無事完了しました!
初心者のDIYで色々試行錯誤しながら、全て塗り終わった時は、達成感がすごかったです。
みずー
新築当時の色がよみがえりました!
自分たちの手でキレイにすることができて感動!
外壁塗装のDIYにかかった時間
外壁塗装にかかった時間ですが、夫の仕事が忙しく、合間合間で作業を進めたので、期間は2週間くらいかかりました。
作業しなかった日も結構あるので、それらを考慮すると、実質4日くらいだと思います。
作業時間:トータル4日
- 外壁洗浄:1日
- 洗浄後の乾燥:1日
- 養生:半日
- 塗装:1日半
外壁塗装のDIYには、まとまった時間と体力、やる気が必要
実際に外壁塗装を自分たちでやってみて思ったのは、時間と体力が必要!ということです。
作業は、想像以上に時間がかかります。
今回は天気に恵まれ、なんとか梅雨入り前に塗装まで全て終えることができましたが、1日でも雨が降っていたらスケジュール的に無理でした。
みずー
仕事の合間をぬって作業したり、時間調整が大変でした。
あと、体力も重要です。
わが家は2階部分の塗装があったため、脚立に乗って高圧洗浄機を使ったり、塗装する必要がありました。
みずー
今はなんとかできるけど、10年後はできる
気がしない。
実際にDIYしてみて、外壁塗装の大変さを実感しました。
将来は、業者さんに依頼しなければいけません。
その時は、【外壁塗装の案内所】に見積もりを依頼し、安くて信頼できる業者さんを探すつもりです。
▶【外壁塗装の案内所】公式サイト
とはいえ、マイホームのメンテナンスを家族で行うのは、達成感や満足度がものすごいです。
みずー
いい経験になったし、ますます家に愛着がわきました!
家族の良いコミュニケーションにもなりました。
時間と体力があるなら、外壁塗装のDIYはおすすめです!
みずー
最後に、今回使った塗料と道具をもう一度まとめておきます。
塗料:サドリンクラシック(色:ナチュラル)
ベロ:塗料缶から注ぐ時に液ダレを防ぐ
ローラーバケットセット
ミニローラーセット:子どもたちのお手伝いに最適
ベンダー両面:細かい部分の仕上げに
マスカー:養生の時間を劇的に短縮
マスキングテープ:養生の必需品