家づくりで間取りを考える時、「和室をどうしようか?」と悩みがちなポイントの一つです。
わが家は検討した結果、和室を作らないことにしました。
入居してもうすぐ3年ですが、和室がなくて不便に感じたことはありません。
とはいえ、和室を作るか作らないかは、それぞれのライフスタイルに合わせて慎重に考えるべきです。
この記事では、わが家がなぜ和室を作らなかったか。その理由と、和室のメリットデメリットを解説していきます。
みずー
わが家の経験が、間取り決めのお役に立てたら嬉しいです。
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和室を作らなかった理由
和室を使う場面が少ない
転勤族のわが家は、過去いろんな間取りの家に住んできました。
みずー
マンション、アパート、一軒家…
そのほとんど全てに和室がありました。和室がなかったのは3LDKのマンション1回のみです。
たいていはリビングに隣接して和室があります。
畳だとゴロンと横になれるしくつろげるイメージですが、わざわざ和室に行ってくつろいだりしないんですよね。
みずー
夫はいつもリビングの床の上で肘に頭のせて横になってテレビ見てました。
とにかく和室使わない。
家族全員メインで使うのはリビングです。
たまに子どもたちがリビングが狭くて和室で遊んだりしますが、あくまでこれはリビングが狭いから。
畳だと床がまっすぐじゃないから、積み木やプラレールで遊ぶのも支障が出たりで遊びづらそうでした。
みずー
肌触りはいいし、転んだ時にも安心ですけどね。
過去を振り返ってみて、わが家では和室があっても積極的に使わないだろう。と判断しました。
リビングを広くしたかった
和室は、たいていリビングの隣に配置します。
でもそうするとリビングが狭くなるんですよね。
わが家は家族全員リビングにいる率が高いうえに5人家族なので、部屋が狭いときゅうくつになります。
「リビングの隣が和室なら広く使えるじゃない」と言われますが、どうしても感覚的に別の部屋と認識してしまって使い方が変わってしまいます。
みずー
できるだけ視覚的にも感覚的にもひと続きの広いリビングが欲しかった。
間取り的に和室の配置が難しかった
間取り決めの時、初めは和室ありで考えてもらっていたんです。
でも、方角や階段、キッチンとの兼ね合いで和室の配置が難しくなってしまって…
この段階で本気で「和室、いりますか?」という話になりました。
それまでは漠然と、(もしかしたら和室いらないかも?)と考えてはいましたが、あらためて過去の経験やわが家の和室の使い方を振り返った結果、
「和室はナシにしよう!」ということになりました。
みずー
設計当時(2017年)、『新築で和室を作らない家が多くなってきている』と本やネットで見たのも後押しになりました。
いざとなったら置き畳を使える
やっぱり畳が欲しい!となった時には『置き畳』が使えます。
手ごろな値段でデザインも豊富なので、いざという時には置き畳を利用すれば問題ありません。
反対に、畳をフローリングに変える『ウッドカーペット』もあります。
みずー
畳はまっ平じゃないので、平らなフローリングの上に敷ける置き畳のほうが良さそう(個人的感想)。
和室のメリット・デメリット
- 間取りが分断される
- 家具を置くのに不向き
- 子どものブロックや積み木、プラレール遊びがしにくい
- ダニやカビなど発生することがある
- 小さい子がいる場合は何かと便利
- 客間として使える
- 癒しの空間になる
みずー
メリット・デメリットについて、簡単に説明していきます。
和室のデメリット
間取りが分断される
「リビングに隣接させて普段は開け放っておけば広々とつかえる」と言いますが、視覚的にも感覚的にもやはり別の部屋として認識してしまいます。
みずー
戸袋でふすまを全て収納できれば使い勝手は違うと思いますが、やはり視覚的には別部屋です。
家具を置くのに不向き
畳はフローリングのように平らではなく、でこぼこしています。
クッション性があって肌触りもいいんですが、家具を置くのには不向きです。
みずー
安定性に欠けるし、長期間置くと跡がつきます。
子どものブロックや積み木、プラレール遊びがしにくい
畳のやわらかさは、子どもが転んでもダメージは少ないし親としては安心です。
ただ、平らじゃないのでブロックを高く積むとグラついたり倒れたり、プラレールも線路が外れたり、遊びによっては適さない場面があります。
みずー
繊細で緻密な遊びや作業には不向きかな。
ダニやカビなど発生することがある
新しい畳の場合、カビが発生しやすいです。
みずー
築年数の経った一軒家に住んだ時ですが、最初の年の梅雨時にはカビが大発生して困りました。
今から新築する性能の良い家ならそんなに心配いらないかもしれませんが、やはりカビやダニには気を付けた方が良いです。
和室のメリット
小さい子がいる場合は何かと便利
子どもが小さいうちは(特に2歳くらいまで)、しょっちゅう転んだりするのでヒヤヒヤします。
そういう時に、畳ならやわらかいし寝転んでいてもフローリングのように冷たくないので安心です。
みずー
お昼寝にも便利です。
客間として使える
和室があれば、客間として使い勝手が良いです。
みずー
ふとんを敷くのも、お客様の応接に使うのもサマになる!
畳の癒し効果でおもてなし度も高いため、お客様の満足度も高くなります。
癒しの空間になる
和室の良い所は、なんといっても畳の癒し効果です。
みずー
畳は見るだけでほっとします。
ライフスタイルに合わせて柔軟に考えよう
最近、リビングに隣接する和室を洋室にリフォームしてリビングを広げる方が増えています。
夫の実家も、リフォームしてリビングを広く快適に使っています。
とはいえ和室を必要とするか不必要とするかは、各自ライフスタイルに合わせて慎重に考えるべきです。
- 過去振り返って和室の活用頻度が少ない
- お客様はめったに来ない
- リビングをできる限り広くしたい
という方は、わが家のように和室がなくても後悔することはほぼないはずです。
みずー
予算と広さがゆるすなら和室欲しいなぁ。とは思いますけどね。
なくても全く支障はないので問題なしですが。
反対に、
- とにかく畳が好き!
- 来客の頻度が高い
といった方なら、和室は作って後悔することは少ないでしょう。
みずー
素敵な家になりますように!