「家づくりの打ち合わせに要望書は必要?」
「注文住宅の要望書ってどう書けばいいの?」
こんな疑問はありませんか?
わが家が注文住宅を建てる際、このように悩みました。
建築会社数社と打ち合わせをし、実際に注文住宅を建てた経験から言えることは、
要望書は絶対に必要!ぜひ書くべき!
です。
理想の家を建てるには、正直言って要望書がないと難しいです。
今回は、家づくりの要望書の書き方で重要なポイントを具体的にまとめました。
みずー
わが家が実際に提出した要望書もお見せしますので、ぜひ参考にしてください。
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打ち合わせは初めに要望をどれだけ伝えられるかで決まる
家づくりの打ち合わせは、想像よりもハイスピードで進んでいきます。
大体5回前後の打ち合わせで、家づくりのおおまかなもの(間取りや仕様など)は決まる感じです。
その後はすぐに見積もり→正式契約へと進みます。
みずー
正直、え!もうこれで決定?と思いました。
当初、家づくりの打ち合わせに対する私の感覚は、もっとゆっくりとしたものでした。
ああでもない、こうでもない。と繰り返しながら徐々に理想の家に近づけていくもの。と思っていたので、あれよあれよと進んでいくスピード感にかなりとまどいました。
そして、見積もりまで出していただくほど話を進めた工務店で決まったプランは、とうてい満足いくものではありませんでした。
みずー
間取りにいまいち納得できていない。 収納が少ないのでは? 窓の位置や大きさもこれでいいのかな…
建築会社に依存した打ち合わせはよくない
出来上がったプランに満足できなかった理由は、打ち合わせできちんとわが家の要望を伝えられなかったからです。
- 相手はプロだから、こちらの要望をうまく引き出してくれるだろう。
- 打ち合わせを重ねていくうちに、理想のものに近づけていけるだろう。
- 要所要所で立ち止まって丁寧に要望のヒアリングをしてくれるだろう。
などと、かなり都合のいいように解釈していました。
みずー
現実では、満足いくレベルでこのようなことが叶えられることはありません!
建築会社側も、「お客様に良い家、満足いく家を建ててあげたい!」という気持ちはもちろんありますが、少ない打ち合わせで要望を汲み取ることは困難ですし、他にもお客様を多数かかえています。
本当に満足いく家を建てたいなら、打ち合わせでいかに要望をうまく伝えられるかにかかっています。
理想の家づくりの要望をうまく伝えるには、要望書を出すことをおすすめ します。
みずー
まずは、満足できる家づくりの打ち合わせに必要なことから解説していきますね。
家づくりの打ち合わせで注意したいポイントと成功のコツ
わが家がのぞんだ初めての家づくりの打ち合わせは、失敗に終わりました。
実際に建てた家は、その失敗を活かして打ち合わせできたため、満足いくものになりました。
みずー
住み始めてからいくつか不満はあるものの、全体的にはかなり満足しています。 住み始めてからの不満については、また今度お話しますね。
ここでは、家づくりの打ち合わせで特に注意するべきポイントと成功のコツをまとめました。
遠慮や様子見はいらない!最初からガンガンいきましょう
まず打ち合わせでは、最初からどんどん要望を伝えることが大事です。
家づくりは、初めのヒアリングをもとにして間取りなどプランが作られます。
間取りはたいてい2パターン以上提案されますが、最初に伝えた要望以上のものは、ほぼ出てこないと思ったほうが良いです。
「こんな要望出したら変かな?」
「わがままな施主(客)だと思われたらいやだな…」
「あまり要望をたくさん出すと引かれるかな…」
こんな考えは捨てましょう!
おそらく人生で一番高い買い物であり、ずっと住むことになるマイホームのプランが決定する大事な打ち合わせです。
要望は、この時にしっかり考えて伝えましょう。
それに建築会社としても、施主の要望や考えといった情報は多い方がやりやすいはずです。
希望を聞いてるのに、なかなかはっきりした回答がもらえないと困りますよね?
たとえば、外食する時に
あなた「何を食べたい?」
「うーん、どうしようかな?何がいいだろう。」
という答えが返ってきたら、ちょっと困りますよね。
要望をちゃんと伝えられないと、万人受けしそうなありきたりのプランしか提案されません。
要望をしっかり伝えておけば、たとえ叶えられなかったとしても代替案を出してくれたり、新たな提案をしてくれたりと可能性が広がります。
家づくりの新たな要望は後出ししづらい
家づくりの打ち合わせでは、思いついた要望はなるべくすぐに伝えましょう。
打ち合わせが進めば進むほど、どんどんプランが具体的になっていきます。
そこへ新たな要望でせっかくできたプランを修正したりやり直す手間を考えると、なかなか言い出しづらくなります。
わが家の場合、プランが出来上がって後は契約するだけ!という時に色々と不満点がありましたが、話が進んでいたため言い出せず、結局契約自体をお断りすることになりました。
みずー
最初からどんどん思ったことは言っていけば、結果は違ったと思います。
建築会社の担当者さんとは、電話番号だけでなく、メールやラインのアドレス交換をすることがほとんどです。
思ったことや考えついたこと、新たな要望などは、次回の打ち合わせの時に。などと考えず、そのつどメールやラインでこまめに伝えましょう。
注文住宅の要望書の書き方
ここでは、家づくりの要望書には具体的にどのようなことを書けばよいのかを解説していきます。
家族の紹介をする
まずは、完成した家に住むことになる家族について書きましょう。
趣味や考え方、ライフスタイルなど、どんな人物かイメージできれば、家を設計するヒントになるだけでなく、親近感を持ってもらえます。
みずー
長々と書く必要はありません。 正解はないので、気楽に書きましょう。
建てたい家の予算、全体的なイメージや理想の暮らしを伝える
家の予算や、建てたい家のイメージ、どのような暮らしをしたいかを書きましょう。
建てたい家は、たとえば
- 和風
- 洋風
- リゾート風
- 古民家風
- こどもがワクワクするようなしかけいっぱいの家
などなど、他にもいろんなものがあります。
理想の暮らしに関しては、
- 家事が楽になる家がいい
- ガーデニングを楽しみたい
- 休日は友人をたくさん呼んでホームパーティーしたい
- 家族が自然とリビングに集まるような家にしたい
など、希望をできるだけわかりやすく書きましょう。
みずー
建てたい家は、イメージ写真などあればより分かりやすくなります。
家の間取りや仕様などの要望と合わせて理由も具体的に書く
家の間取りや仕様については、なるべく具体的に書きましょう。
ここで大事なことは、なぜそうしたいのか、要望にたいする理由も伝えることです。
要望に対する理由を書くことで、なぜそうしたいのか、よりはっきりとニーズが伝わります。
たとえ、その要望が叶えられなかったとしても、代替案を提案しやすくなります。
また、「その理由での希望なら、こうしたほうがいいですよ。」など、こちらが考えつかない新たな提案をしてくれることもあります。
みずー
なぜその要望をするのか、理由は必ず書きましょう!
持ち込む家具や購入したい家具の寸法を伝えておく
新居に持ち込む家具や、購入予定の家具の寸法も伝えておきましょう。
特に、大物家具(ベッド、ソファ、ピアノ、たんす、テーブルなど)は、必須です。
完成した新居に運び込んだら置きたい場所に置けなかった…という事態にならないようにしましょう。
みずー
購入予定の家具がまだ決まっていない場合は、だいたいどのくらいの大きさのものを買いたいかを伝えればOKです。
実際に提出した要望書を公開します!
実際にわが家が提出した注文住宅の要望書をお見せしますので、参考にしてください。
先ほどの注文住宅の要望書の書き方に沿ってご紹介します。
家族の自己紹介
まずは、家族について一人ずつ簡単に紹介文を書きました。
わが家の雰囲気や夫婦の考え方、子どもたちの様子などを書くことで、より親近感と興味を持ってもらいたい。という狙いがあります。
また、住む人について知ることは、家を設計する際の参考にもなります。
建てたい家の予算、家全体のイメージや理想の暮らし
家の総予算と、建てたい家のイメージをざっくり書きました。
みずー
予算は、あくまで希望です。とにかく希望額を書けばOKです。 実際の総額は、この金額をはるかにオーバーしましたが。。
建てたい家の要望
要望書のメインである、どんな家を建てたいか具体的な要望です。
みずー
この倍以上の要望を書きましたが、長くなるので省略しました。
- 表にまとめて見やすくする
- できるできないは考えず、思いつくものをとにかく書く!
- 要望の優先順位は「高・中・低」と段階をつける
- なぜその要望を出すのか、理由まで書く
補足として、
- 要望はあくまで「なぜか?」という項目に書いた本当の要望に対する素人考えのものであること
- 要望は絶対ではなく、他の解決方法や手段があれば変更しても問題ない
ということを書いて伝えました。
持ち込み予定、購入予定の家具のサイズ
最後に、新居へ持ち込む予定の家具と、購入予定の家具のサイズを書きました。
あらかじめ新居に入れる予定の家具のサイズを知らせておくと、後から設計を修正したり、家具が希望する場所に置けなかった!という最悪の事態を防ぐことができます。
みずー
購入予定だけど、具体的には未定だったソファやテレビボードは、希望するだいたいの大きさを書きました。
家づくりの打ち合わせには遠慮は不要!どんどん要望を伝えましょう
注文住宅で理想の家を実現するには、打ち合わせでどれだけ具体的に要望を伝えられるかにかかっています。
わが家は、初めての建築会社との打ち合わせでは、うまく要望を伝えきることができず、最終的にお断りすることになってしまいました。
みずー
打ち合わせでもっとしっかり要望を伝えられていたら、結果は全然違ったかも。
でもその経験のおかげで、実際建てた建築会社では満足するプランを提案してもらうことができました。
完成した家には、家族全員とても満足しています。
要望書を書くことで、どんな家を建てたいか考えも整理されまとまります。
今思い返しても、要望書を書くことにデメリットは全くありません。
要望書は、メリットだらけだと断言できます。
ぜひ、家づくりの打ち合わせの際には要望書を書くことをおすすめします。